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ボルドー展URL
ボルドー展
 会期2015年6月23日(火)~9月23日(水・祝)
国立西洋美術館


ピエール・ナルシス・ゲランの「フェードルとイポリット」が観れる!
Guérin-Phèdre-et-Hippolyte
Phèdre et Hippolyte by Pierre-Narcisse Guérin

 手を伸ばし毅然とした青年(イポリット)と、愕然とする表情の女性(フェードル)と囁く女性。 
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 どういった状況なのだろうか。。。彼女の表情は何を表しているのか、手を伸ばす青年は何を表現しているのか?
 
 この作品に関連するゲランの作品を紹介したい。

《子供を抱きかかえ、接吻する人物の影に気づく女―フェードルとイポリット》【URL
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 ゲランが1802年のサロンに出品した「フェードルとイポリット」の準備習作の一つ。
 子供を抱きかかえて悲嘆に暮れた女と抱き合う男女の影。

 ゲランの表現したい事はイポリットの「拒絶」とフェードル「嫉妬」なのだろうか。
 彼は「Jealousy(嫉妬)」「Sorrow (悲しみ)」というタイトルで他にも2つの作品がある。
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 この絵の下地になっている「フェードル」とはどのような話なのだろう。

★「フェードル」Wikipedia】by ジャン・ラシーヌ
 「フェードル」はフランスの劇作家ジャン・ラシーヌがギリシャ神話を題材とし、初演は『フェードルとイポリート』というタイトルで1677年に上演。

ストーリー
 ・フェードルの夫、アテネ国王テゼーが行方不明になって半年
 ・フェードルは義息子イポリット(テゼーの連子)への道ならぬ恋心を抱く
 ・相談役エノーヌに明かし自殺しようとするが、夫テゼー死亡の噂を聞き、自殺やめる
 ・イポリットはアリシー(敵対一族)に告白、相思相愛を確認
 ・フェードルがイポリットに想いを告げるがイポリットは拒否
 ・イポリットにフラれた上に、テゼー生存の報を聞き、自殺しようとするが、エノーヌに説得され自殺やめる
 ・テゼー帰還、フェードルはエノーヌと共謀してイポリット不貞話(剣で脅して強姦)をでっち上げテゼーに報告
 ・イポリットは恋している相手はアリシーだと主張するが、騙されたテゼーは耳を貸さず国外追放
 ・フェードルがテゼーからアリシーの事を聞くと、嫉妬に狂いエノーヌに八つ当たり、エノーヌは絶望して投身自殺
 ・イポリートが津波に呑まれて溺死、フェードルはテゼーに全てを打ち明け、毒をあおって今度こそ死亡

 なんじゃ、この鬼畜話は・・・・・ ・_・、
 話の筋からすると、「フェードルとイポリット」のフェードルの表情はエノーヌがフェードルにでっち上げをそそのかしている場面だと思うが、ゲランはイポリートの恋人アリシーの存在を知らされた時の表情を描いたのではないだろうか。「フェードル」物語を一枚の絵画で全てを表すならば、拒絶と嫉妬なのかもしれない。
 
 ちなみにギリシャ神話【Wikipedia】では乳母エノーヌもアリシー役もなく、単にイポリット(ヒッポリュトス)草食男子。フェードル(パイドラ)は一人で義理の息子に恋をし、フラれたら義息子の強姦未遂をでっち上げた遺書を残して自殺している。

 フェードル(パイドラ)【Wikipedia】の出生から宿命的なものとなっている。
 テゼー(テーセウス)はアテナイ王となる過程で怪物ミノタウロスを倒し英雄となったが、フェードル(パイドラ)は牡牛と契ってミノタウロスを生んだパーシパエーと悪名高きミノース王との娘であり、テゼー(テーセウス)が婚約破棄したアリアドネの妹である。また、彼の先妻でありイポリート(ヒッポリュトス)の母親アマゾン女王アンティオペーはテゼー(テーセウス)に殺されている。まさに悲劇たる血筋と環境が整っていた。
 ※ギリシャ神話には諸説があり、常にこのストーリで固定しているわけではない。 
系図12

 こんな鬼畜物語であっても、フェードルの心理描写を巧みに表現する事で観客の心を掴んでいく。ジャン・ラシーヌはフェードルを背徳の女性ではなく、宿命的な出会いと感情に翻弄され、自らを自制できなかった運命の人。そこがラシーヌの傑作という所以だろう。

 うーん、情欲により不義の大罪を犯し、保身の為に愛する者を陥れ、嫉妬の余り唯一の理解者を切捨て、責任を放棄し死という逃亡を図るスーパーエゴな女性。こんな女性に共感や好感が持てるのだろうか。
 
 そんな彼女を理解すべく、フェードル(パイドラ)を描いた他の作品アレクサンドル・カバネルの作品を見てみよう。
Alexandre_Cabanel_Phèdre
Phaedra by Alexandre Cabanel【Wikipedia

 いあーん しゅきしゅきしゅきしゅきしゅるしゅるしゅるしゅる~。。。。・_・、

 一発で理解できた。・_・、禁断の恋煩いで病気になったフェードル(パイドラ)の肌の白さが官能的に浮だっている。この状態ならば、何をしても許す~
 ベッドにもたれて寝ている女性は誰なのだろうか。。。こっちでもいいかも~


★身勝手な女性の需要
 わがままな女性であっても愛してくれる男性がいる訳で、いわば女性は身勝手である事が強みでもあるのかもしれない。

2010/05/25 女性が恋愛で「相手のせい」にしてしまうときURL
 かの心理学者フロイトは、人間の自我を「スーパーエゴ(超自我)」、「エゴ(自我)」、「エス」の3つに分類しています。
・ スーパーエゴ……「〜してはいけない」「〜しなければならない」感情。良心や理性。善悪の判断基準。
・ エゴ……意識している私。自己のイメージ。
・ エス……無意識に相当する。本能、感情、欲求。残虐性なども含まれる、欲動のこと。
 小さいころから禁止事項やル−ルに縛られて育つ「女性」は、自分の行動がルール反してしまった場合、なるべく罪の意識を感じなくてすむように、心の中で言い訳を作ろうとするのだそうです。

2012/02/08 彼女の身勝手な態度に「いい加減にしてくれ!」と怒りたくなる瞬間9パターンURL
【1】彼女の用事が終わるのを待っていたのに、「今日はやっぱりデートやめよう」と言われたとき
【2】ほかの男と飲みに行き、酔っ払ってお泊まりしていたのを知ったとき
【3】一緒にドラマを観ているのにジュースを買いに行かされたとき
【4】「観たいテレビ番組があるから帰る」と言われたとき
【5】自分は元カレの話を平気でするのに、こっちが元カノの話をすると怒るとき
【6】自分に対する不満や悪口を周囲の友人に漏らされたとき
【7】彼氏を嫉妬させるため、ワザと「今週末、男友達と遊ぶんだー」と言うとき
【8】デート中に自分の職場の人とばったり会ったのに、あいさつもしなかったとき
【9】翌朝早くから仕事があるのに宿泊を強制されるとき

2013/02/28 “自分勝手な恋” を卒業しませんか?URL
自分さえよければいい?
必ずしも恋愛成就すれば、幸せになれるわけではない!?
恋愛でも、類は友を呼ぶ
そもそも恋愛は楽しいもの

2014/04/14 お前だってやってんじゃん…」女の棚上げ感にうんざりするオトコ達URL
(1)女の「携帯を勝手に見ないで!」に対して……
「人の携帯は見るくせに、彼女のスマホに触れただけで怒られる」(20代後半)
(2)女の「1日に1度はメールして!」に対して……
「メールしてって言うけど、いつも自分からだからウンザリ……」(30代前半)
(3)女の「メールの返信が遅くても怒らないで!」に対しては……
「こっちが返信が遅いと怒るくせに、自分のことを棚に上げてズルい!」(20代後半)

2013/06/17 女子が思うミスを他人のせいにする女子の特徴「だってが口癖」「ごめんが言えない」URL

2011/09/24 近年増加中の「不二子ちゃん女子」が男を捕えて離さない理由URL
今回、リサーチしてみて分かった不二子ちゃんな彼女たちの特徴は、
●わがまま
●移り気
●甘え上手
●恋愛や男性に依存しない
●一人でも生きていけるという自信がある
●でもその行動はどこか危なっかしくて周りの男たちが放っておけない
それでも彼女たちに惹かれてしまうのは、わがままな女性ほど愛おしいと感じてしまう、悲しい男の性。
 
2015/05/20 いつもダメ女に振り回されてしまう男性が気を付けるべき7つのことURL
4.振り回されることが本当に嫌だと思ってますか?
振り回される、という状況に自分で思っている以上に慣れているかもしれません。
言い方を変えれば、ちょっとクセになってしまっている面はありませんか?
もし、彼女が何の問題のない女性であったら、満足できますか?
少し物足りなく感じたりするのかもしれませんよ。

2014/12/26 都合のいい男になりがちな男性の特徴5つURL
1.普段から奢りがち
2.送り迎えをしてあげている
3.向こうからは誘ってくれるが、こちらの誘いは受けてくれない
4.普段は何も無く、大人の関係のみ
5.自分ではなく、自分の周り目当て

 ワガママ女と都合のいい男、これって実はベストカップル。カップルなんて凹凸が絶妙に合わさってうまく行く場合が多く、そこには常識などというものはなんの力もない。
 身勝手な女が悪いと決め付ける前に、そんな女性を求める男もいると言う事を忘れてはならない。